印刷の難しさ:「赤色に刷って!」

「赤い箱にしてください」   といわれることがあります。 さて、赤色とはどんな色でしょうか。   赤色   Adobe Color にて「red」と検索した結果です。 ご覧のようにたくさんの「赤」があります。   表示されているうち、ほとんどの色は「赤」とまとめられそうです。       曖昧な色のモノサシ   実のところ…同じカラーチップをもとにしても、印刷によって   ・ ケースは 茜色 ・ チラシは 海老茶色   となることも。   勿論それぞれの印刷について「これは許容範囲」という基準はあります。 とはいえ…印刷の場ごとに許容範囲の中であっても、場が違えばズレは起きるのです。   だから   ・カラーチップと印刷単品で比較 → あまり変わらない色 ・複数の印刷物で比較 → 案外違う色   となるケースがあります。       状況ごとに色は変わる     ほかにも   例えば… ・打ち合わせで使用する出力紙 ・パソコンの画面 ・インキで刷った色 と、色の見え方は変わります。   でもイメージの色と実際の色のギャップを埋めたい、 だからこそ「色のものさし」が欠かせないのです。       色のモノサシ   そこで、弊社ではJapanColor認証制度・標準印刷認証を取得。 これを色のモノサシに使っています。 不十分になりがちな、「安定した発色」をお届けできるようになったと自負しています。       お電話 0120-960-254(平日9時~17時) にて箱のご相談に応じています。 また、あわせてシール等も色を合わせて印刷・作成をいたします。 営業時間外だったり、「電話が億劫」という方は お問合せ よりご希望をお聞かせくださいませ。

紙箱の不良品を検査する

紙箱にも品質を一定に保つ技術が欠かせません。 汚れがあったり、かすれやキズがあったり… 印刷しただけでは「全てが良品」というわけでもないのです。   そんな不良品対策をかんたんにご紹介してみます。       摩耗性の検査   印刷したはいいけれども、どう扱っても剥がれや擦れが起きない、とは言えません。 特に運送中は印刷の耐久性が問われます。 そこで謎の機械です。   この機械では、一定の荷重と回数で摩耗をシミュレーション。 紙と印刷がどの程度摩耗するか調べることができます。   もちろん結果によって、より摩耗に強い加工等をお勧めすることもできるわけです。 (全ての品で試験しているわけではございません)       印刷時の検査   印刷時にもリアルタイムに検査を行っています。 印刷をしながら、同時に印刷物をカメラが補足。 汚れ、油落ち、文字欠けを、印刷と同時に検査しています。 (写真にしづらい個所でしたので…イメージだけでも伝われば!)       オプション:紙面検査   さらに化粧品など、クオリティを重視される箱には パッケージ専用の検査を行います。 わずかなピンホールや、印刷機からの油なども検知。 高額でも品質が求められる場合に使用します。 (こちらも全ての品で試験しているわけではございません) (ご希望の場合はお気軽にご相談ください)       最終工程:ブランクス検査装置   汚れやインク飛び・カスレなどを、カメラと高性能コンピューターが自動判定。 品質基準を満たさない不良品を、機械の目で自動で検知&排除してくれます。   最終工程に近い部分で用います。         箱の検査とお問い合わせ   箱は納期も金額もかかるぶん、安易に作り直しがしづらい分野です。 だからこそ幾重にも検査を行って、少しでも万全に近い箱をおつくりしたいのです。     私どもでは お電話 0120-960-254(平日9時~17時) にて箱のご相談に応じています。 営業時間外だったり、「電話が億劫」という方は お問合せ よりご希望をお聞かせくださいませ。

2017年のトレンドカラー予想

この時期になると概ね「今年は何色が流行るか」と予測がそろいます。 そんな今年流行しそうな色をいくつかピックアップしてみました。 ※一部に私見が入ります。       全体の色トレンド   去年(2016年)は、明るめ・薄めのカラーが流行りました。 今年は概ね、「力強く、去年よりは鮮やかな色」が流行しそうです。 特に自然界をモチーフにした鮮やかさ、が中心になりそう。     PANTONE 2017年の色   https://www.pantone.com/color-of-the-year-2017   pantone2017trendhttps://www.pantone.com/より引用。   緑色。 PANTONE: 15-0343 RGBコード: #85AF4B   去年の淡い色合いからするとやや強めの色調がプッシュされています。 「回復」をイメージした色だとのこと。 自然をモチーフにした緑色、そして明るめの四季折々の色。   緑色はこれまで限られた場でしか用いられていなかったぶん 広がり方も例年より分かるかもしれません。       日本流行色協会   http://www.jafca.org/colortrend/productsandinterior/2017SS.html   基本はビビッドな赤。 PANTONEとは逆でした。   ただこちらもやはり「自然」をモチーフにした色合い。 最近は人工物をイメージさせる色が多かったものの、 自然の色が推されているのは変わりないようです。         デュオトーン(ダブルトーン)   流行色というわけでもないのですが… デュオトーン(2色刷り風)が流行る、とする予想もちらほらと。   こんなのです。(10分で作った代物なのでクオリティは知りません) duotone duotone2 うーん。日本だとどうなのかな、という気もします。 (こういう予測は欧米発のものが多いのです…) (単に歳を取っただけの可能性もあるのですが!)       パッケージづくりに   意外と長く使うパッケージ。 今年の予測を先取りして、パッケージをリニューアルしてみてはどうでしょう。     お電話 0120-960-254(平日9時~17時) にて箱のご相談に応じています。 営業時間外だったり、「電話が億劫」という方は お問合せ よりご希望をお聞かせくださいませ。

酒の販売におすすめ、720ml~750ml 酒箱

720mlや750mlのボトル   お酒の瓶で多いのは720mlまたは750ml入りの瓶ではないでしょうか。 贈答用としても、あまり相手を選ばず贈れる便利さがあります。 (1升瓶を、酒の合わない人に贈るのは少し考えますよね…)         日本式の720ml瓶、洋式の750ml瓶   日本では多くの酒造会社が720ml入りを採用しています。 升単位だったころの名残だそうです。 1c02f1e0ab8a8941934725a999da0841_m   一方で輸入ワインだと750mlが基本。 720ml用、ぎりぎりのサイズや強度だと、箱が使えない恐れもあります。   ともあれ、好き嫌いがあっても飲み干せないこともない… そんなちょうどいい量が720~750mlボトルではないでしょうか。       ワインを贈答につかうには   ワインなど洋酒のいいところは、価格が分かりづらいこと。 フランス語やイタリア語だと日本人の大半は読めません。 700bedf6e7319ec4ec21c5f798e42150_m ▲ほとんどわかりません…   そこで、輸入ワインは 「低価格で それなりにみばえのいい 贈答」 という需要にぴったりなんです。   ラベルに ・ A.O.C ・ D.O.C 等が書いてあればそんなに安物には見えません。 ※A.O.Cなどは見方を知っている人も多いので…(たぶん)       箱さえあれば贈答に   さて、本題です。 それほど高くないワインを、贈答用に見せるには。   箱に凝りましょう。   720mlまたは750mlボトル、単品だとそっけなさが漂います。 ebc2d07b1b69b77eb6a0bff2d576cfbf_m いいワインなんでしょうが…ラベルと瓶だけだとあまり変わり映えしませんね。。   でも…もしもリッチな箱にいれて届けられるとなると 「そこそこの予算で立派そうな贈り物ができる!」 と。 つまり、酒を売る側にとっても大きなポイントとなります。       ギフト用の酒箱を華やかに   箱は、箔押しやエンボスなどがあると効果アップ。 立体風箔押し   こんな箱に送られてくるなら、きっと良さそうな酒にみえるはず。 中身は、仕切りの入った、A.O.Cの記載が入ったワイン2本入り。   いかがでしょうか。 よさそうな雰囲気が漂うのではないでしょうか。   なかなか他の酒店と差別化ができないという方。 買う側の懐事情、そして見栄につきあわれてはいかがでしょうか。   お電話 0120-960-254(平日9時~17時) にて箱のご相談に応じています。 営業時間外だったり、「電話が億劫」という方は お問合せ よりご希望をお聞かせくださいませ。

№002 フタミ一体両開き組箱のご紹介

皆さん、こんにちは。 今回は弊社設計チームより、新しいカタチのケースのご紹介をさせていただきます。 弊社にはケースの設計の専門の部門があります。 化粧箱つくる.netには、様々な木型がありますが「こんなのあったら良いのに」と思われるときはありませんか。 そのときは、是非お気軽にお声掛け下さいませ。 設計のプロが、イメージを具現化しオリジナルの化粧箱をご提案させていただきます。 「設計のプロが居るのはわかったけど、実際にはどういう事ができるの?」 そんな疑問を解決する糸口となればと思い、不定期ではありますが私たちのオリジナルの化粧箱の アイデアをご紹介させていただきます。 ご参考になれば幸いです。 本日は、「フタミ一体両開き組箱」のご紹介です。   blog_mip_002 フタを削りサイドフラップにロック部分がつき、折り返しロックによってしっかりとしたフタが両方からかぶさる形状です。 組み立て作業が必要ですが、フタミ一体式で糊貼りが無い為、コストも抑えられます。 フタを削った箇所の下地の色を変えるなどすればデザイン的にも面白い見映えとなります。 デメリットは、両開きのフタの中央で差し込んでいる為、フタが開こうとします。したがってシール留め等をおすすめします。   あなたのアイデアのひとつになれば幸いです。    

化粧箱の作り方

化粧箱をDIYで作ろうとしても、そううまくいきません。 では精密かつ大量生産が必要なとき、どんな作り方をしているのか。 社外秘に触れない程度に追ってみます。

箱の設計

平面の紙に刷っただけでは箱になりません。 そもそも、どういう形で刷ればいいかを決めないと刷れません。

だから、まず図面を作る必要があります。 完成時のサイズや形状をもとに、まずは箱の図面をCADで作成。

箱のサンプル

地獄底箱の図面

もちろん、実物の図面には細かな寸法指定があります。 この図面をもとに、実際の印刷に取り掛かります。

※図面から作りますので、要望に合わせて様々な形を作れます。

製版

印刷機は、版データをもとに刷り上げます。 そこで、パソコンを使って版データを作成します。 つまり印刷の出来に大きく影響する工程です。 %e7%ae%b1%e3%83%87%e3%82%b6%e3%82%a4%e3%83%b3

「入稿されたデザインデータが適正か?問題なく印刷できるか?」などもチェック。 箔押しの位置などもここで作成します。

製版チェック 見本や色校正を前に、試行錯誤することも。

「製版」と聞くと、単純な工程のように思えるかもしれません。 ですが…大量印刷には、ほんの些細な要素も影響します。 だからこそ厳格なルール、十分な設備、そして熟練の経験や目が欠かせません。

印刷と加工

版をもとに実際に印刷します。 印刷

(大人の事情で、写真はモザイク付きです)

この印刷にもいろいろとあるのですが… [オフセット印刷 仕組み] などで検索したほうが詳しいと思います。

抜き型、打ち抜き(トムソン加工)

まだ刷っただけでは1枚の紙です。

ですので、1枚の紙から、箱として必要な個所を切りだします。 また折り目なども入れます。

さすがにカッターナイフ等で膨大な枚数を切り出す訳にもいかないので… まず図面をもとに 「抜き型(木型)」 とよばれる型を作ります。

箱の抜型

抜き型(木型)の例です。

この型をもとに、専用の機械が、箱部分を切り出したり、折り目をいれていきます。 ※この型、なかなか高価なものだそうです

この工程も実際には「機械に型をセットするだけ」というわけでもなく、微調整が行われます。 紙の種類や厚み、状態。さらに加工方法など、多くの要素が差を生じさせるからです。

だからこそ、長年の経験をもとに、イメージ通りに同じ箱が納品できるよう調整します。

箱の形に整える

紙から切り出して、折り目を付けただけでは…まだ箱とはなりません。

製函

ですので、最後は箱の形に整えます。 箱の形になるべく、もしくは最低限の手間で組み立てられるように整形。 (糊貼り、製函、グルアー、貼り…など様々な呼び名があります)

化粧箱の完成

こうしてようやく くりぬいた化粧箱 化粧箱の完成です。

と、工程が長いぶん、相応に手間がかかってしまいます。 そのため、一般には小ロットだと価格が高くなりがちです。



と難しい話が多いのですが… お電話 0120-960-254(平日9時~17時) にて箱のご相談に応じています。 営業時間外だったり、「電話が億劫」という方は お問合せ よりご希望をお聞かせください

追記: 弊社は小ロットの箱を作成できる機械も導入しています。 小ロットの場合、本記事と異なる部分もありますが、箱1個単位から作成できます。 こちらもあわせてご相談ください。