紙箱については 「中身を入れても底が抜けない」 ことが大切になってきます。   そこで、底面の強度(どれくらいの重さに耐えられるか)について説明します。   1 キャラメル箱(サック箱)   よくみるタイプの箱です。 例えば…食品、健康食品や医薬品、お菓子などに使われている箱。 この形状は「キャラメル箱」(サック箱)と表現します。   安いし、大量生産にも向いてます。 ただし、重いものを入れてしまうと、底が抜けてしまいます。     2 ワンタッチ箱   キャラメル箱から少し強度をあげてみます。 底面が少し複雑になってきました。 でも「ワンタッチ箱」の名前通り、組立ては短時間ですみます。 どこかで見た事のある、そんな形だとおもいます。   見かけ通り、多少重いモノを入れても耐えられます。   そんな万能なワンタッチ箱ですが…(キャラメル箱と比べると)やや価格が上がってしまいます。       3 地獄底箱   もっと底面の強度を上げてみます。 こんな形になります。 (地獄底、などと言われます)   写真だと分かりづらいのですが… 地獄底箱の図面はこうなります。   地獄底箱の図面   ワンタッチ箱と比べて、「底面部分のかみ合い方が違う」くらいで解釈すれば 大丈夫かなと思います。   底面の強度はキャラメル箱(サック箱)・ワンタッチ箱よりも高めです。 しかも価格は比較的安く作れます。   とはいえ…微妙に組立が面倒な形でもあります。       結局どれがいいの?   キャラメル箱(サック箱)・ワンタッチ箱・地獄底箱。 どれもぱっと見は同じ箱です。 この写真だと「どれがどの形?」かわかりません。 底面を見ればわかるのでしょうが…。   強度やコストなど、需要に応じて形状を選択します。   とはいえ、紙質だったり、サイズだったり、中身の性質だったり… いろんな要素が形状の選択にからんできます。     自信がないという場合、 お電話 0120-960-254(平日9時~17時) にて相談に応じています。   営業時間外だったり、「電話が億劫」という方は お問合せ よりご希望をお聞かせください     意外に奥深い箱の世界、 少しでも興味を持ってもらえたら幸いです。