Kindleを2年間使ってみた感想
2016-05-18
Kindleでも印刷媒体でもいろいろ本を読んできて、その辺で思ったことを連ねてみます。
電子書籍も印刷物も一長一短あるとは感じてはいるもので
「電子書籍に移行しようかなーどうしようかなー」
とお悩みの方に手助けとなれば幸いです。
※ちなみに僕はけっきょく紙の印刷媒体に戻しました。
電子書籍(主にKindle)の優れているところ
・場所をとらない
・軽い
・どこでも読める
・どこでも買える
・気に入ったテキストをクラウド上に保管できる ←大事
おおまかに説明します。
・場所をとらない
・どこでも読める
・軽い
電子書籍のメリットとして一番知られている部分だとおもいます。
タブレットやスマホがあればどこでも読めます。
本棚はすっきり、出かけるときも重い鞄に本を詰めなくて大丈夫。
数100gの端末で何十冊もの本を持ち出せます。これ便利です。
・どこでも買える
少しマニアックな本だったり、古い本だったり、書店で手に入らない本はたくさんあります。
悩まされた方も多いはず。
または近所の本屋がなかったり、見知らぬ地で本屋の場所がわからないケースもあります。
そんなとき、電子書籍なら、ネットにつながっていれば即購入できます。
そしてすぐに読めます。
探す手間がかからないので、読みたい意欲MAXの時に読み始めることができるんです。
買ったけど一ページも読んでない、というパターンにはなりません。
(* 個人の感想です)
・気に入ったテキストをクラウド上に保管できる
これが使ってみて一番便利だと思った機能です。
紙の本だと
「この文章いいな」
「この文はためになる」
とおもう機会があって、付箋をはさんだりマーカーをひいたりという経験はあると思います。
でも時がたつと本の存在自体を忘れてしまいがち。
そこで・・・電子書籍だと
Evernoteだったり、OneNoteだったり、クラウド上のメモツールに
「この文章いいな」
と思った内容をコピペ&保存できるんです。
だからクラウド上に保管しておけば、本の存在を忘れても
「この文はためになる」
と保管したテキストを何度でも読み返せるんです。
クラウドベースにメモする使い方が便利で、うろ覚えの内容から
「あの本に書いてあったっけ」「この本に書いてあったかもしれない」
と探す必要もなくなります。
電子書籍(Kindle)の不便ところ
・見開きがわからない
・目が痛くなる
・ページの感覚がわからない
・だらだらした姿勢では読みづらい
こちらも補足していきます。
・見開きがわからない
僕個人では一番の欠点です。
Kindleは1画面1ページしか表示されないぶん、見開き前提のレイアウトは読解に苦労します。
右側のページに説明があって、左側のページに挿絵がある。
見開きで二ページにわたってコンテンツが配置されている。
いずれのパターンも何度となくページを切り替えながら読み進めねばなりません。
本当に疲れます。
・目が痛くなる
個人差はあると思うのですが…僕としては液晶や電子ペーパーの限界を感じます。
紙のほうがやっぱり目に優しい気がします。
(※ 液晶の場合、背景色をベージュに変更すれば改善されます)
・ページの感覚がわからない
本を読むときに得ているインフォメーションとして「残りページ数」があると思います。
つまり、「あとどれくらいで終わるか」の目安です。
電子書籍だとさっぱりわかりません。
一応下にはページ数のバーあるのですが…指先のページ感覚に慣れたアナログ人間にはどうも把握できません。
終わりがわからないのって案外ストレスたまります。
・だらだらした姿勢では読みづらい
タブレットでテキストを読む場合ですが…寝そべって長時間タブレットを持ち続けるのって案外キツイです。
ちゃんと座って読む分にはさほど問題ありません。
でも、硬くて重くて曲がらず、しかも熱を持つタブレットを、一定に保持し続けるのは正直キツイです。
寝そべって適当に読む分には文庫本のほうがはるかに楽でした。
* いずれも個人差があります
全体的な評価としては「便利だけどアナログ人間にはきつい」というあたりです。
さっくり読めちゃうような内容は電子書籍のほうがいいとは思います。
でもじっくり読んだり何度もめくるような用途にはキツイかなというのが結論です。