紙箱の中身と強度
2016-12-15
紙箱については
「中身を入れても底が抜けない」
ことが大切になってきます。
そこで、底面の強度(どれくらいの重さに耐えられるか)について説明します。
1 キャラメル箱(サック箱)
よくみるタイプの箱です。
例えば…食品、健康食品や医薬品、お菓子などに使われている箱。
この形状は「キャラメル箱」(サック箱)と表現します。
安いし、大量生産にも向いてます。
ただし、重いものを入れてしまうと、底が抜けてしまいます。
2 ワンタッチ箱
キャラメル箱から少し強度をあげてみます。
底面が少し複雑になってきました。
でも「ワンタッチ箱」の名前通り、組立ては短時間ですみます。
どこかで見た事のある、そんな形だとおもいます。
見かけ通り、多少重いモノを入れても耐えられます。
そんな万能なワンタッチ箱ですが…(キャラメル箱と比べると)やや価格が上がってしまいます。
3 地獄底箱
もっと底面の強度を上げてみます。
こんな形になります。
(地獄底、などと言われます)
写真だと分かりづらいのですが…
地獄底箱の図面はこうなります。
ワンタッチ箱と比べて、「底面部分のかみ合い方が違う」くらいで解釈すれば
大丈夫かなと思います。
底面の強度はキャラメル箱(サック箱)・ワンタッチ箱よりも高めです。
しかも価格は比較的安く作れます。
とはいえ…微妙に組立が面倒な形でもあります。
結局どれがいいの?
キャラメル箱(サック箱)・ワンタッチ箱・地獄底箱。
どれもぱっと見は同じ箱です。
この写真だと「どれがどの形?」かわかりません。
底面を見ればわかるのでしょうが…。
強度やコストなど、需要に応じて形状を選択します。
とはいえ、紙質だったり、サイズだったり、中身の性質だったり…
いろんな要素が形状の選択にからんできます。
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意外に奥深い箱の世界、
少しでも興味を持ってもらえたら幸いです。