写真と商品の色が違う時に試したいこと
2016-06-29
写真、最近ではスマートフォンでも手軽に高画質なものが撮れる時代になりました。
弊社にも「この写真を使って」とスマートフォンで撮られた写真が送られてきます。
でも時々「被写体は灰色なのに、写真は紫色に移っている」というものがあります。
そうした、明らかに写真と物の色が違うとき、試してほしい点を紹介します。
その前に…人間が考える色と、デジカメに映る色
人間の脳は、色をみたままに判断せず
「実際はこんな色だろう」
とよしなに変換しています。
だから、蛍光灯の下でも、夕日の下でも、白いものを見れば
「この物体は白い」
と判断できます。
つまり
目「オレンジ色の光が入ってきた」
↓
脳「色はオレンジだけど、実際は白いものだろう」
と判断してくれるわけです。
記憶にも 「あの時見たものは、オレンジ色ではなく白色のもの」 として残ります。
便利です。
でもデジタルカメラのプログラムは、人間の脳を再現できてはいません。
デジタルカメラのメーカーはいろいろなパターンを研究して
「実際はこういう色だが、脳はあの色と認識するだろう」
と判別方法を積み重ねています。
でもプログラムは完ぺきではありません。
誤作動を起こす時もあります。
そして誤作動が起きると「商品は灰色なのに写真では紫色になった」という事態になります。
ホワイトバランス
人間の側で「今はこういう状態だ」と指定するプログラムがだいたいのカメラにはあります。
誤作動が起きている状況では、手動で
「今はこういう状態だ」
と指定したほうが確実です。
カメラではWB(ホワイトバランス)という機能で状態を指定できます。
https://support.apple.com/kb/PH11972?locale=ja_JP&viewlocale=ja_JP
iphoneやipadだと上記のURLに設定方法があります。
ほかにも「機種名 ホワイトバランス 設定」などで検索すれば設定方法が出てくると思います。
設定画面で オート ではなく 選択肢から近いものを指定すればOKです。
これで商品に近い色の写真が撮れるようになります。
(オート、はプログラムで自動判定している設定です。だからときおり色が違います…)
商品の種類によっては「色が明らかに違う」状況はクレームにもつながります。
ご参考くださいませ。
※わかりやすく書くために多少語弊がある部分があります。ご了承ください。
でもきちんと撮りたいよね
安くもない印刷をするのだから、きちんとした写真で撮ったほうがいい、そうしたお声もございます。
だから当社丸信ではプロカメラマンも在籍。
専用スタジオでの写真撮影も行っています。
クオリティを重視させる方はもちろん、細かいことはわからないし面倒という方も、
お気軽にお問合せくださいませ。