ワンコインランチ、一時期は絶滅危惧種でしたが
気づけばいろんなところで復活していました。
正直消費者からすると
「同じようなものなら、安いほうがいい」
は真理だと思います。(私もケチです)
で、この考え方を売る側から考えると、
より安く提供できれば勝ち、となってしまいます。
安さを追求し続けるには限界があります。
そして、安さを求めるニーズは、他がより安く提供したとたんに離れていきます。
そして最後は
大量に安く買い付ける → 安売り & 大々的な広告
という、資本と規模がものをいう売り方になってしまいます。
ルームサービスのコーラが1000円
「100円のコカ・コーラを1000円で売る方法」
という本が一時期話題になりました。
タイトルの種を明かすと、リッツカールトンのルームサービス価格が
「コーラ1杯 1000円」
でした。
さて、「グラス1杯のコーラを1000円で頼むやつがいるか?」という問題ですが…
そんな人もいるからルームサービスのメニューに1000円で掲載されている訳です。
誰も頼まなければ掲載されないか価格は見直すでしょう。
さて、そんなリッツカールトンの1000円コーラは、
・飲みやすい温度に保たれ
・ライムと氷が添えられ
・シルバーの盆に載せられて部屋まで運ばれる
訳です。
注文した客にとっては100円の缶コーラとは比べ物にならない満足感があります。
中身は100円で買えるものとわかっていても、1000円を払う価値があった、と感じるわけです。
![ルームサービス](http://blog.keshobako.net/wp-content/uploads/2016/10/3c7c492b4cb030fcbb0ac0327922de02_m-600x450.jpg)
写真の中に映っている料理、見たところ原価はさほど高くなさそうです。
でもルームサービスって、安くて数千円単位。
それでも頼む人がいるから今も続いているわけです。
渡したとき、喜ばれる体験
安売り競争なら、資本と規模を持つほうが勝つようにできています。
でも皆が皆、100円のコーラを求めているでしょうか。
「のどを潤す」目的の飲料製品としてなら、100円が妥当と思われるはずです。
そもそもコーラは、いろんな場で売られています。
でも…
「心地よい体験をする」目的であれば、1000円でも払うということでもあります。
商品を手に取ったとき、誰かに渡したとき…
使う前からでも「喜ばれる体験」を売ることができます。
お客様との最初の接点は「包装」
あ客様と商品。
両者のいちばんはじめの接点は、「包装」になります。
「包装」で「これを手にすると**な体験ができそう」と思わせる、
それだけでも十分な差別化です。
そして商品を1から企画するよりは余程手軽です。
空港の土産店を思い浮かべてください。
凝りに凝った箱や袋がときおりあります。
「渡したら喜ばれそう」
「渡した人が喜んでくれたら私の気分もいい」
・・・箱だけでもイメージすることができます。
![hw1602](http://blog.keshobako.net/wp-content/uploads/2016/07/hw1602-600x511.jpg)
加工や形状にこだわったり
![くりぬいた化粧箱](http://blog.keshobako.net/wp-content/uploads/2016/08/anaake-600x405.jpg)
くりぬきを入れてみたり。
「こんな見せ方出来るかな?」
とアイデアがあればぜひお問合せください。
実現のヒント、そして実際の包装までサポートいたします。
0120-960-254 (平日9時~17時)へお気軽にお問合せくださいませ。
(※弊社はしつこい電話営業は行っておりません、ご安心ください)